日本を取り戻す

日本を取り戻しましょう。

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升田幸三を祀る神社を建立する運動

GHQを凌駕した升田幸三。

日本を取り戻すために、升田幸三を祀る神社を建立しましょう。


升田幸三の実績を記した『将棋/将棋棋士紹介』
http://allabout.co.jp/gm/gc/412345/3/
より抜粋します。

「冗談ではない」

冗談を言ったつもりなど、みじんもないGHQ将校たちは、あっけにとられる。チェックメイトではないのか?

その表情を升田は見のがさない。

「チェスこそ、捕虜の虐待、いや虐殺だ。」

取った駒を使えぬチェスを、逆に否定した。いや、それどころではない。虐殺とまで言い切ったのだ。攻めには、それを上回る攻め。これぞ、升田将棋そのものだ。

「そこへいくと、日本の将棋は、捕虜を虐待も虐殺もしない」

通訳もうろたえる。必然的に間合いができる。また酒に手をやる升田。

「将棋では、つねに全部の駒が生きておる。これは能力を尊重し、それぞれに働き場所を与えようという思想だ」

升田の言葉は盤面を踊る駒のように、躍動する。

「しかも、敵から味方に移ってきても、金は金、飛車なら飛車と、元の官位のままで仕事をさせるのだ」

通訳の言葉を聞き、口をぽかんと開ける将校達。升田は缶ビールを片手に、敵の標的を逆手に取り、とうとうと説教を垂れる。もはや、どちらが尋問しているのかわからない。

しかし、GHQには、奥の手があった。そう、「名人」木村義雄の件だ。前述の通り、木村の将棋観が日本軍に関わったことは動かしがたい事実。升田はそこを突かれる。勝負は最終局面を迎えた。木村をかばえば、将棋がつぶされる。かと言って、将棋を守ろうとすれば、名人一人に責任をかぶせることになる。王手飛車取りをかけられた升田、最大の危機だ。

だが、升田は逆王手をかけてみせる。

「戦争中、あの人が海軍大学などを講演して回り、おかげで日本は戦争に負けた。オレが代わりにやっとったら、日本が勝っておる。おんどれらにとっちゃ、あの人は大恩人なんだぞ」

今度は敵の標的を大恩人に変えての演説だ。ことここにおよんで、将校達に変化が訪れる。魅了されたように聞き入り始めたのだ。

その後、演説は5時間以上も続けられた。これも、対局に数日をかける升田にすれば、何のことはない時間であるが、相手にとっては、かなりの時間だ。酒、チェス、血圧から政治まで、話は多岐にわたり、どれもが、聞かせる内容だったのだ。そして、最後の寄せの一手は、次の言葉だった。

「巣鴨にいる戦犯の連中を、殺さんで欲しい。彼らは万事よく知っており、連中を殺すのは、字引を殺すようなものである。生かして役立てる道を考えてもらいたい」

標的とされた持ち駒ルールの精神を占領政策に取り入れろとしめくくった。

升田幸三がGHQを詰んだ瞬間だ。

みごとな対局だった。だが、対局は一人ではできない。升田を認め、許容する力を持つ相手だったからこそ残せた棋譜なのだ。対局者は民生局長ホイットニー准将、マッカーサーにつぐGHQナンバー2、日本国憲法の草案にも関わった男だった。

こうして、将棋は生き残った。標的となった多くの他の文化と違い、一度も途絶えることなく、現在に至ることができた。

以上、
『将棋/将棋棋士紹介』(有田英樹)
より抜粋しました。
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