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在日韓国・朝鮮人社会で在日認定行為が行われる原因

作家・吉田司は在日韓国・朝鮮人社会で在日認定行為が行われる原因を、「美空ひばり=在日」説を基に次のように分析している。

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実はもう30年も前から、ひばりの父親・増吉が在日韓国人だという説が存在している。主に在日の人々の間で流布している(中略)「(焼肉の老舗)食道園の常連には、戦後を代表する2大スターがいた。美空ひばりと力道山である。(中略)2人は出自を徹底的に隠して、戦後日本の英雄となったと韓国・朝鮮系の人々には信じられている」(中略)ひばりの父親が在日だという証拠は、今のところどこを探しても見つかっていない。戸籍は増吉も彼の父も栃木県豊岡村となっている。(中略)10年前には『週刊文春』が徹底調査して、増吉の在日韓国人説は根拠なしと結論づけている。ひばりが死んだ89年、韓国の『週刊女性』が「ひばりは韓国人の父と日本人の母との間に生まれた」との記事を載せたことに反論して同年8月10号で、日韓両国の関係者多数にインタビュー調査したのである。まず最初に、「ひばりが韓国系であることの根拠?それはずっと昔から言われていたことで、韓国では常識になっています」という韓国『週刊女性』白承悦編集部次長の声を載せ、あちらの国ではもうそれは証明する必要のない定説と化している現実を紹介し、それに対する日本人関係者の反論をこう続けている。「美空ひばりが韓国系と言われる根拠は?と尋ねても、韓国内に答えられる人はいない。すべて在日韓国人から伝えられた話ですから(ソウル特派員)」「韓国の人は誰もがあんなに歌のうまい歌手が日本人であるわけがないという。(中略)しかしだからといって、ひばりさんの韓国系説の証拠にはならない(コロムビア・ひばり担当の馬渕さん)」「ひばりのお母さんはね、以前、韓国系説を聞いて、お父さんが韓国人だったら、もっと親切だったわよって笑ってましたよ(竹中労)」また増吉の生まれ故郷・豊岡村の近所の人の声も載せている。「増吉さんも私の家も江戸時代から、ずっとこの村にあった農家です。昔は組頭を務めて、私の家より格は上だったらしい。でも、父親の長作さんの時代に没落して、私の家の小作人をやっていた。家は畑の中の小屋みたいなものだったけど。韓国人? そりゃデマだっぺ(加藤實今市市議会副議長)」私も、ひばりに詳しい芸能マネジャーのNさんに訊いてみた。「有名人はファンに騒がれると困るから、マネジャーが懇意にしてる店に深夜こっそり行くケースが多い。たまたま担当者が、ひばりと力道山の両方の興行にタッチしてると、同じ店を紹介する。ひばり母娘が、焼肉の食道園に顔隠してやって来たことが、韓国系だという証拠にはならないでしょう」(中略)ただこうした度重なる日本人側からの否定にもかかわらず依然として、この説が在日の人々の間で強固に信じられていることも事実である。それは一つには、韓国で高まっている反日=韓国ナショナリズムが、いまや在日韓国人をも半チョッパリ(半日本人)と呼んで侮蔑の対象にする場合が増えたからかもしれない。在日韓国人は、祖国から引き裂かれた悲劇の主人公の座をすべり落ち、日本の国の中に、自らのアイデンティティを求める。美空ひばりとは、そのために彼らが必要とする英雄神話の一つなのではないか。そしてひとたび神話として成立してしまったものは、いくらそれと異なる事実や真実をつきつけても、もうその神話は絶対に崩れない。

— 『スター誕生 ―ひばり・錦之助・裕次郎・渥美清そして新・復興期の精神―』講談社、1999年



以上、
【在日認定】(ウィキ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E8%AA%8D%E5%AE%9A
より転載しました。
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